青森県の陸奥湾でホタテ漁船が遭難した事故で、海上保安部は７日、遭難した漁船を発見し、４人の遺体を見つけました。遺体で見つかった４人は、いずれも行方不明になっていた乗組員であることが確認されました。
「日光丸は転覆状態。逆さにひっくり返って、船尾を海底につけて、船首がちょっと浮いているような状態で発見されています」（対策本部の会見）
遺体の身元が確認されたのは、遭難した「日光丸」の川村春光船長（７４）と、乗組員の松本幹二郎さん（２８）、川村爾さん（４６）、工藤貴吉さん（３３）の４人です。
このうち船長の川村さんは、水深およそ２６メートルの海底に転覆した状態で沈んでいた「日光丸」の操舵室で、ほかの３人は「日光丸」が沈んでいた付近の海底で見つかりました。
この事故は今月５日未明、ホタテ漁に出た「日光丸」が遭難し、乗組員８人のうち２人が遺体で収容され、６人が行方不明になっていました。
海上保安部では、まだ行方不明になっている２人について、「日光丸」が沈んでいる東側の海域を中心に捜索を続けることにしています。（08日03:00）
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