北朝鮮が「人工衛星」と称して事実上のミサイルを発射したことについて、国連安全保障理事会の議長国であるアメリカは「強く非難する」とした議長声明案で中国と合意し、採択されることになりました。
アメリカはこの週末、北朝鮮への厳しい対応に慎重な姿勢だった中国と議長声明案の中身について協議し、外交筋によりますと、米中はミサイル発射について「安保理決議の重大な違反であり、強く非難する」と明記した議長声明案に合意しました。これを受け、アメリカは声明案を全ての理事国に配布。日本時間１６日夜の会合で採択される見通しとなりました。
「議長声明」は、安保理の対応では「決議」より格下で法的拘束力はありませんが、北朝鮮を非難する姿勢を鮮明に打ち出し、核実験に踏み切らないよう強く迫る考えです。（16日11:20）
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