イギリス政府は、地球温暖化対策として温室効果ガスの排出量を「２０５０年までに６０％削減する」という数値目標を掲げるとともに、世界で初めて目標達成を義務づける法案を発表しました。
地球温暖化対策としてイギリス政府は１３日、数値目標などを盛り込んだ法案を発表しました。それによりますと、二酸化炭素など温室効果ガスの排出量を１９９０年のレベルから２０５０年までに６０％削減する、家庭での省エネを積極的に進める、風力・太陽光発電への投資を増加させる、政府から独立した監視機関が進捗状況をチェックするなどとしています。
これは、数値目標の達成を法律で義務づけることになり、イギリス政府は「世界で初めての例だ」としています。
ブレア首相は、「今日は歴史的な日だ。地球温暖化の脅威に対する革命的な一歩となる」と法案の意義を強調しました。（14日01:23）