宮崎県清武町の養鶏場で、大量に死んだニワトリが病原性の高い鳥インフルエンザに感染していた問題で、県はこの養鶏場のニワトリ1万2000羽を焼却するためごみ処理施設に搬入しました。
この問題は宮崎県清武町の養鶏場・谷口孵卵場で、大量のニワトリが病原性の高い鳥インフルエンザに感染し死んだものです。
これを受け、宮崎県では家畜伝染病予防法に基づき、大量死したり、14日に処分したニワトリ、合わせて1万2000羽を焼却することになったものです。養鶏場では15日、県の職員らおよそ100人がニワトリを特殊な容器に詰め密封した後、トラックに積み込んでいきました。ニワトリは宮崎市のごみ処理施設で16日までに焼却される予定です。
県では16日、谷口孵卵場の消毒を再び行い、その後、半径10キロ以内にある16の養鶏場を立入検査することにしています。
現在、半径10キロ以内の養鶏場ではニワトリや卵の移動が禁止されていますが、谷口孵卵場の消毒が行われた後3週間が経過し、感染の拡大が確認されなければ禁止措置は解除されることになっています。(15日17:55)