中国南部の雲南省で２１日、バス２台が爆破された事件で、地元の警察当局は「人為的な破壊事件」と断定し、連続爆弾テロ事件の可能性も含めて捜査しています。
最初の爆破事件が起きたバスの停留所です。バスの運行は通常どおりに戻り、乗客が乗り降りしています。１回目の爆発の現場となったバス停は、雲南省の省都、昆明市の繁華街にあり、事件の発生は現地時間の午前７時５分、朝の通勤客で込み合う時間帯でした。
「バスが停留所に到着した瞬間爆発しました」（目撃した交通巡視員）
このバス停では、乗り合わせていた３０歳の女性１人が死亡しました。
「バスの沿線で聞き取りをしている最中です。情報がまとまったら発表します」（警察官）
第一現場のバス停では、２２日、事件発生時刻と同じ時間に警察官が出て、バスの乗客に不審な人物を見かけなかったかどうか、聞き込みを続けています。
また、このバス停には、あわせて５４の路線バスが停車しますが、その路線すべてに捜査員が出て聞き込みを続けています。事態を重く見た中国政府は、刑事捜査の専門家チームを派遣し、現地の警察当局とともに捜査を進めています。（22日11:26）
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