長野市の国宝・善光寺の境内で、鎌倉時代のものと見られる建物の跡が初めて見つかりました。
長野市の埋蔵文化財センターによりますと、工事のため発掘調査をしたところ、善光寺仁王門の東側で土や粘土を踏み固めた建物の基礎部分や、基礎の部分を留めたと見られる石組み、柱の下に置かれたと見られる平らな石などが見つかりました。
さらに、平安時代末期から鎌倉時代前期の特徴を示す「巴文軒丸瓦」も出土したことから、鎌倉時代に造成された建物跡と見られます。
今回出土したのは、鎌倉幕府を開いた源頼朝の命令で再建されたと伝えられる善光寺の遺跡の可能性もあります。
古代から中世が謎に包まれている善光寺の歴史を解明していく上で、貴重な資料となりそうです。（19日01:29）
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