音楽プロデューサー、小室哲哉被告による詐欺事件の裁判で、検察側は「無計画に借金を重ね、それを犯罪で補おうとした」と述べ、懲役５年を求刑しました。 小室哲哉被告（５０）は、自らが作曲した８００曲余りの著作権のほとんどを、すでに売却していたにも関わらず、兵庫県の投資家の男性に譲渡する話をもちかけ、５億円をだまし取ったとして、詐欺の罪に問われています。 ２３日の法廷で検察側は、「ヒット曲が生まれず経済状態が悪化したことを十分認識しながら、無計画に借金を重ね、それを犯罪で補おうとした。犯行は極めて悪質だ」と述べ、懲役５年を求刑しました。 一方の弁護側は、改めて執行猶予付きの判決を求め、小室被告も最後に「今まで培ったものを全て失ったが、音楽を糧に出直したい」と述べました。裁判は結審し、判決は来月１１日に言い渡されます。（23日13:37）
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