『日语阅读』社会:ひき逃げ逮捕の男、詐欺で執行猶予中

大阪で会社員の男性が車にはねられ３キロ引きずられて死亡した事件で、逮捕されたホストの男は、以前、保険金詐欺の罪で有罪判決を受け、執行猶予期間中だったことがわかりました。
６日大阪地検に送検された元とび職でホストの吉田圭吾容疑者。２週間以上にわたる逃走の末、５日に大阪・ミナミのラーメン店で発見され、逮捕されました。
「出てきたときに『もう逃げられないぞ』という声が聞こえて、１０人くらい（の捜査員）に囲まれていた。ホスト風で（店内では）笑顔で食べていた」（目撃した店員）
吉田容疑者は先月２１日午前４時過ぎ、ＪＲ大阪駅前の交差点で会社員の鈴木源太郎さんを車ではねたうえ、３キロ引きずって殺害した疑いが持たれています。
その後の調べで、吉田容疑者は、５年前無免許運転で検挙されたのに加え、２００４年３月に免許をとった後も速度違反などを繰り返し、今年３月に酒気帯び運転で摘発されて１年間の免許取り消し処分を受けていたことがわかりました。
「普通ならそこで一時停止するやん。それがそのままバーッと行くから、めっちゃ荒い運転するな、と」（駐車場の近所の人）
吉田容疑者は熊本県の出身で、高校卒業後、熊本市内の会社でとび職として働いていましたが、おととし１０月に交通事故を装った保険金詐欺をはたらいたとして逮捕され、懲役２年執行猶予３年の有罪判決を受けていたことがわかりました。
６日夕方、熊本市内の実家で吉田容疑者の父親が取材に応じ、遺族に謝罪しました。
「驚きました。犯した事件があまりにも悲惨。自分で考えて、一生かけて償ってもらいたい」（吉田容疑者の父親）
吉田容疑者は詐欺事件で有罪判決を受けた後、大阪に引っ越し、此花区内の建設会社に就職しました。
「人によって違うことを言ったりすることが最近でもあった。よくわからなかった。まさかこんな大それたことをするとは思わなかった」（吉田容疑者の元勤務先社長）
調べに対して吉田容疑者は、「引きずったまま走れば死んでしまうことはわかっていたが、酒を飲んでいたうえ、執行猶予期間中だったので、何が何でも逃げなくてはならないと思った」と話しているということです。
また、亡くなった鈴木源太郎さんの弟・秀次郎さんが５日夜に会見を開き、吉田容疑者への思いを語りました。
「罪の重さに耐えながらびくびくしながら隠れているのかと思っていた。理解に苦しみます。本日までつらく長い期間でした。一生かけて罪を償ってほしい」（死亡した鈴木源太郎さんの弟・秀次郎さん）
（06日17:53）