民主党の小沢元代表に近い若手の衆議院議員１６人が小沢氏への処分手続きなどに反発し、民主党の会派から離脱する考えを表明しました。しかし、執行部はこれを認めない方針です。
「国民との約束を果たす議員集団であることを改めて国民の皆さまに行動で示すために、新たな院内会派を設立いたしました」（民主党渡辺浩一郎衆院議員）
国会内の民主党の会派を離脱する考えを表明したのは、比例選出で小沢氏に近い当選１回と２回の衆議院議員１６人で、会見に先立ち、岡田幹事長宛てに会派離脱を申し入れるとともに、衆議院に新会派の結成届けを出しました。
関係者によりますと１５日、党の常任幹事会が小沢氏を党員資格停止処分とする方針を打ち出したのを受けて、小沢氏本人と協議し、党には留まったまま会派を集団離脱することで了解を得たということです。
離脱となれば、来年度の予算関連法案の再可決に必要な衆議院での３分の２の議席確保が難しくなる可能性があります。
「党に所属している議員であるかぎり離脱できないことは明白で、規約上明白ですから、ちょっと理解に苦しむ行動ですね」（民主党岡田克也幹事長）
岡田幹事長はこのように述べ、会派離脱を認めない考えを示しました。（17日11:32）
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