国会では、午後から２兆円規模の定額給付金を盛り込んだ２次補正予算案を巡る各党の代表質問が行われ、与野党の論戦がスタートします。これに先立って野党３党は、２次補正予算案から定額給付金を切り離した「修正案」を国会に提出しました。 ６日午後に開かれる衆議院本会議では、民主党の鳩山幹事長が質問に立ち、２次補正予算案の提出を今の国会まで先送りした麻生総理の対応を厳しく追及することにしています。 「目先のあめ玉を配るようなやり方は、まさにあめ玉で釣ろうと。政治としては非常に邪道だと我々は思いますから、これはもう修正すべきだと」（民主党・山岡賢次国対委員長） こうした中、民主党、社民党、国民新党の野党３党は、２次補正予算案から定額給付金を切り離した「修正案」を国会に提出しました。 さらに、野党各党は、失業中の非正規労働者を念頭においた「雇用と住まいを確保する緊急決議案」を衆議院に提出しました。 「最善の制度であると考えております。内々、非常にうれしい制度だと思っておられる方はたくさんおられるんですね」（自民党・細田博之幹事長） 一方、自民党の細田幹事長は、定額給付金を切り離すことはせず、第２次補正予算案を一括して成立をめざす考えを改めて強調しました。 また、雇用に関する決議案について、与党側は、野党が提出したものではなく、さらに具体的な方策などを加えたものを与党としてまとめ、野党と協議を進めることにしています。（06日11:16）