徳島県阿南市の土地改良区で、経理担当の女が６億円にのぼると見られる金を横領していた事件で、指名手配されていた３１歳の長男が逮捕されました。事件の背景には、この長男の派手な暮らしぶりが浮かび上がっていました。
組織犯罪処罰法違反の疑いで逮捕されたのは、無職の大川悦史容疑者（３１）で、３０日、高知市内で発見されました。
「息子を信用したばかりにこうなってしまった」（大川悦史容疑者の母親のひとみ容疑者）
調べによりますと悦史容疑者は、土地改良区の経理担当で母親の大川ひとみ容疑者（６０）から現金５００万円を受け取った疑いです。６億円を横領していたとされるひとみ容疑者は、逮捕前犯行の動機が悦史容疑者と深く関わっていると話していました。
「なんでこうなったと聞いたら、息子が借金と言って」（大川ひとみ容疑者）
さらに、借金の理由については、こう話していました。
「日本に１台しかない３、４００万円もする新車にあてたと言うんですよ。プラチナとかゴールドとか親にわからないことを言って」（大川ひとみ容疑者）
警察は、６億円の使い道を詳しく調べる方針です。（30日22:05）
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