病原性が高い新型インフルエンザの流行に備えるための行動計画で、政府は海外で発生したことが“疑われる”段階で水際対策を始めるなどとした見直し案をまとめました。
内閣官房がまとめた新型インフルエンザ行動計画の見直し案では、Ｈ５Ｎ１型など病原性の高い新型インフルエンザについて、海外での発生が正式に宣言される前の“疑い”段階で対策を開始するとしました。具体的には、「空港での検疫など水際対策をすぐに始めること」、「これまでの『発熱外来』については、患者を感染の疑いがある人に限定するため、『帰国者・接触者外来』に名称を改め、診療体制の強化を開始する」などとしました。一方、ウイルスの病原性が弱いことが判明した場合には、空港の検疫を終了するなど、柔軟に対策を縮小するとしました。
見直し案は、国民からの意見を求めた後に、来月にも閣僚級会合で最終決定します。（15日19:46）
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