おととし、宮城県多賀城市で起きた３人死亡の飲酒運転事故をめぐる損害賠償請求訴訟で、３１日、仙台地裁は運転者と同乗者の責任を認め、合わせて１億円余りの支払いを命じました。
この裁判は、おととし５月、宮城県多賀城市で飲酒運転のＲＶ車が高校生の列に突っ込み、３人が死亡した事故をめぐり、死亡した生徒２人の両親が起こしていたものです。
両親側は、飲酒運転をしていた佐藤光受刑者（２８）に加えて同乗者にも責任があるとして、２人に損害賠償の支払いを求めていました。
３１日の判決で仙台地裁は、「運転者の飲酒を知りながら自宅に送るように頼んだ」などと同乗者の責任も認め、２人に合わせておよそ１億６００万円を支払うよう命じました。
「同乗者に対する責任というものを追及していかなければならないと思っていたわけで、その点を認めてくれたことを評価したいと思います」（原告は）
ところで、不起訴となっていた同乗者について、検察審査会は「不起訴は不当」と議決し、仙台地検が再捜査の方針を示しました。（01日02:56）
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